【ベトナム入国のハードルが下がる可能性】フーコック島でワクチンパスポート導入やクアンニン省で隔離短縮

現在ベトナムに入国するには、3週間ホテルでの隔離と1週間の自宅隔離を受ける必要があります。世界で一番長い隔離期間とも言われているように、ベトナム政府は非常に慎重な対応を取ってきています。

 

ベトナムは、ワクチン接種も他国に比べて進んでいません。最近少し接種率が上がりましたが、それでも6月29日現在で3%くらいです。ワクチン接種を進めるアメリカやイギリスがビジネスを再開している中、ベトナムは遅れを取っている状況です。

 

そんな中6月に入ってから、ベトナム国内でもワクチン接種済みの人は隔離期間を短縮する動きも出てきております。

 

今回の記事では、6月に発表された、

 

・ベトナム政府が、フーコック島を中心にワクチンパスポート導入の指示

・クアンニン省で28日→14日の隔離期間短縮

 

この２つのニュースについて紹介していきたいと思います。

 

 

ベトナム政府が、フーコック島を中心にワクチンパスポート導入の指示

https://www.viet-jo.com/news/social/210614170045.html

 

 

 

 

 

6月11日にベトナムの政府局は、フーコック島を始めとする移動を制御できる地域のみ限定し、ワクチンパスポート導入を指示する発言としています。ワクチンパスポートの保有者に対する具体的な措置は明らかにされていませんが、大幅な隔離期間の短縮があると考えられています。

 

ベトナムでは2020年3月の入国制限開始から、観光ビザの発行を行っていません。特に、フーコック島はベトナム最大のリゾート地であり、観光客の減少は深刻な状況です。今回の施策は観光客の訪問を促進する効果が期待できます。

 

実は以前からワクチンパスポートに関する話が上がっては消え、上がっては消え、ということを繰り返していたのですが、今回は政府の指示であり期待できると言えそうです。ワクチンパスポートが実現すれば、フーコック島を始めとした各観光地で、観光客が少しずつ戻ってくることが予想できます。個人的には1週間くらいの隔離であれば、ベトナムに来たいという方はそれなりにいるのではないか、と思います。

 

まだ、フーコック島内の住民にワクチンが行き届いていない、直行便を飛ばすのか、など課題もありますが、観光客回復の為にベトナムの一大リゾート地での隔離計画を、ぜひ実現してほしいと思います。

 

 

クアンニン省で28日→14日の隔離期間短縮

https://www.viet-jo.com/news/social/210614184501.html

 

 

 

 

 

クアンニン省は、ワクチン接種を完了した人、または新型コロナに感染し完治・退院してから12か月以内の方に、条件付きで隔離期間を短縮すると発表しました。

 

その条件とは、

 

「新型コロナ検査で2回の陰性が出ており、さらに抗体検査で陽性の結果が出ている」

 

とされています。

上記の条件を満たす人は、7日間の集中隔離 + 7日間の自宅隔離の合計14日間に短縮され、この措置を7月1日から試行を始めていくとしています。

 

もしこの施策がうまくいけば、今後ベトナム入国時のスタンダードになる可能性があります。クアンニン省はハノイから4時間ほど離れた地域ですが、やがてはハノイやホーチミンでも実施されることでしょう。

 

 

以上、当記事ではベトナム入国に関する明るいニュースを2つピックアップしました。こういった入国規制緩和の話は以前からありましたが、今回は信憑性が高いと感じています。すでにワクチン摂取によって、ビジネスが本格的に始まりつつある国もあります。今回の施策がうまくいき、少しでも状況が好転することを祈っています。