ハノイでは感染者が減少し、条件付きでレストランや小売店が営業開始

9月28日現在、ベトナムでは新型コロナのデルタ株感染者が1万人近く出ています。感染者が出ているのは、ホーチミン市やビンズオン省などベトナム南部の地域が中心で、依然として流行の終わりが見えていない状況です。

 

https://www.viet-jo.com/news/social/210927221830.html

 

ハノイも新規感染者が毎日数十人ほど出ている中で、7月中旬からスーパーを除くレストランや洋服や宝石店などの小売店、美容院やサロンなども営業を停止していました。会社の営業も制限され多くの人は出社することができず、バイクや車がほとんど走っていない状況が続いていました。

 

そして、ようやく先週初め9月20日くらいから外出制限が和らぎ、少しずつ出社を認める会社も増えてきています。ここ数日で、ようやく街が少し賑わってきました。

 

解禁したての9月21日はベトナムの旧暦で8月15日中秋の明月でしたので、特に多くの人が外出したそうです(あまりにも多くの人が外出しすぎて、政府から注意が出たくらいです...)この時にハノイ市内で感染が広がらなかったのは本当にラッキーでした。

 

先週末には多くの美容院も開店し、営業停止期間中に利用を我慢していたお客さんで非常に賑わっていました。

 

本日9月28日からは、ハノイの多くのお店で開店を許可する通知が出ています。

 

https://vnexpress.net/ha-noi-cho-tap-the-duc-ngoai-troi-tu-28-9-4362778.html

 

ハノイのレストランではまだ店内飲食は認められていませんが、デリバリーのみを条件に営業を認める通知が出ました。営業停止期間中はレストランのデリバリーすら許されていなかったので、私のように自炊に飽きていた方も多いと思います。

 

 

 

※ショッピングモールの中。まだ、お店はほとんどやっていません。

 

 

今はまだレストランの中で食べることができないので残念ですが、感染者が0になるまではあと少しなので、近々解禁されるまでを待ちたいと思います。

 

ホーチミン市も感染が収まっていない中ですが、10月1日から経済活動の大幅緩和を行うようです。レストランはデリバリーのみの対応ですが、美容院や個人商店、海外法人の事務所の営業再開、イベントや公園での運動も条件付きで再開するようです。ベトナムは “with コロナ” 政策に向かっていきます。

 

https://www.viet-jo.com/news/social/210927200556.html

 

しかし、シンガポールのように、緩和後に再び感染者が増加しロックダウン措置に入った前例もあります。今後のどうなるかは正直わかりませんので、外出を控える考え方向性は変わらずに持っていた方がいいと感じています。

 

 

 

 

昨日のハノイ市での新規感染者は1名でした。ここ数日は感染者1桁台が続いており、いい傾向が続いています。ハノイでは今週からはお店の多くが開くので、週末は外出する人も増えると思います。ですが、まだベトナム国内に感染者が多くいることから、市や省をまたぐ移動が自由になるのは先になりそうです。

 

今は外出を解禁したために感染者が増加し、再びの厳しい規制が始まらないことを祈っています。