ベトナムでの新型コロナによる、国内スポーツの影響は？国内リーグやSEA-GAMESなどが相次いで中止に

先月開催された東京オリンピックには、ベトナムからは水泳、陸上、ボートなどを中心に、18選手が参加しました。残念ながらメダル獲得はできなかったようですが、400ｍハードルの選手であるクアック・ティ・ランが、ベトナムの陸上選手として史上初めて準決勝に進出するなど、順調に力をつけていることを証明しました。

 

現在新型コロナのデルタ株が流行するベトナムでは、多くのスポーツやイベントが中止せざるを得ない状況が続いています。今回の記事では、新型コロナの影響を受けた大会や国内スポーツを紹介していきます。

 

 

SEA-Games

 

 

 

 

SEA-Gamesとは、東南アジア競技大会とも呼ばれるスポーツ大会です。東南アジアの11ヶ国(タイ、ミャンマー、マレーシア、シンガポール、ラオス、ベトナム、フィリピン、インドネシア、ブルネイ、カンボジア、東ティモール)がサッカーや陸上、水泳を始めとする約40種目を競い合う大会です。

 

SEA-Gamesは、今年11月にハノイで開催が予定されていました。しかし、新型コロナの影響を受け、来年に延期することが発表されています。ベトナムでは、SEA-Gamesはオリンピックより盛り上がる大会のようで、私も楽しみにしていたので残念です。来年に延期されたとのことなので、ぜひ次は無事に開催されることを期待しています。

 

 

ベトナム国内サッカーリーグ(Vリーグ)

 

 

 

 

ベトナムの国内サッカーリーグは、新型コロナの影響で今年いっぱい国内リーグを中止することが決まりました。2021年は、2月から開催されていたものの、5月にゲ・アンFCで感染疑い者が出てから、ずっと延期されていました。後期リーグ再開を目指していましたが、ベトナム国内での新型コロナのデルタ株感染の終息が見えないことから、今年いっぱいの中止を決定したようです。

 

今年は日本代表経験のある松井 大輔選手を呼ぶなど、盛り上がりを見せていたVリーグですが、非常に残念な結果に終わってしまいました。2022年2月から再開を予定しているので、その時まで待ちたいと思います。

 

 

カタールW杯 アジア最終予選

 

 

 

 

ベトナムはW杯のアジア最終予選に進出しています。ベトナムは日本と同じBグループに所属しており、9月2日に初戦を迎えます。初戦はサウジアラビア戦でアウェイですが、9月7日のオーストラリア戦は、ホームのハノイで対戦を行います。新型コロナが流行している状況であり、無観客試合になるようですが、ベトナム国民の注目を集めることでしょう。初のW杯に向けて、国民の熱も高まっていくはずです。

 

 

以上、今回は新型コロナ渦での、ベトナムの国内スポーツについて紹介してきました。深刻な感染状況もあり、SEA-GAMESやベトナム国内サッカーリーグは延期を余儀なくされています。各都市に発令されている社会隔離措置は、さらに長期化しそうな様相です。新型コロナの感染が一刻も早く収まり、普段通りにスポーツを楽しめる日が来ることを望んでいます。