ハノイの治安は安全？最近増えている軽犯罪やトラブルについて紹介します

 

ハノイは世界的にも比較的治安のいい場所として知られていますが、スリやひったくりなど、毎年軽犯罪やトラブルに遭う方は少なからずいます。コロナによる不況があってかどうかは分かりませんが、スマートフォンを盗られる、変な投資の勧誘の話をされるなど、あまりよくない話を頻繁に聞くようになってきました。私の知る中でも、在住日本人の中で、実際に軽犯罪やトラブルに遭った方は50％以上いる印象です。

 

治安がいいと言われているハノイですが、それでも日本とは状況が違います。日本で生活するよりも警戒心は持たなければなりません。

 

 

今回はハノイで起きているトラブルについて、具体的な事例を交えて紹介していきたいと思います。

 

・ひったくり

 

 

 

 

ハノイでもっともよく起こる軽犯罪です。ひったくりといってもいろいろなパターンがあるのですが、一番多くあるのがスマートフォンを持って歩いていたら、近づいてきたバイクにひったくられたという話です。特に、夜酔っ払っていて注意が散漫になった時に起こることが多いようです。メッセージアプリでやり取りしながら歩いたり、道路側に立ってGrabを呼ぼうとしたり、なにかとスキが生まれる状況は多いので、ハノイの街を歩く際は注意してくださいね。

 

また、女性の方で手さげや肩がけのカバンを持っている方が、ひったくりに遭うケースもあるようです。夜は極力人気のない道を歩くことは控えてください。

 

 

・スリ

 

 

 

 

スリは人混みの中で多く起こる軽犯罪です。ハノイの観光地の一つである、旧市街でよく発生しています。

スリは財布や携帯電話をポケットから盗むだけでなく、最近ではカバンから盗む手口が多いようです。背中にバックパックを背負っていて、知らぬ間に開けられて中のものを盗られていた、という話をよく聞きます。

 

私も、スリには遭っていませんが、背中に少し違和感を感じて、バックパックを確認したらガバッと開いていた、という経験があります。

お子さんを抱っこしていたらカバンを開けられた、というひどい事例もあるくらいです。ハノイ旧市街では多くのイベントが開催されるので、人が多い時に訪問される方は注意してください。

 

 

・振込詐欺

 

 

 

 

銀行口座に振り込んでほしいと依頼される詐欺です。ベトナムではほとんどの人が銀行のアプリを利用しています。情報漏洩があったり、スマートフォンが盗まれSNS経由で連絡するなどして、お金を騙し盗られることがあります。

日本人の方でも銀行アプリを利用している方は多いかと思いますが、便利な反面、詐欺や犯罪とも隣り合わせとも言えます。明らかに不自然な連絡は無視して、お金に関することは念入りに確認を取るようにしましょう。

 

 

・ビットコインやFXなどの投資詐欺

 

 

 

 

最近ハノイ市内で流行している軽犯罪です。LINEの周辺検索やZaloのNearby機能を使ってコンタクトが来て、ビットコイン・FXトレードに出資しないか、と提案が来ます。月利は20~50%以上を提示され一口1,000ドルから、と言われることが多いようです。

 

私の周りに実際に出資した人はいませんが、わざわざ他の人にお金を要求するくらいですので、詐欺の確率が高いと思います。

日本でもよくある詐欺なので、よっぽど引っかかることはないと思いますが、仲良くなった人が実は詐欺師だった、なんて話もあるので、注意するようにしてください。

 

 

以上、今回はハノイの治安に関して、最近頻繁に起こっている軽犯罪やトラブルを紹介してきました。ハノイの治安はいいですが、やはり日本と違うことを理解し生活していかなければなりません。

今ハノイにお住いの方も、これから旅行をお考えの方も、軽犯罪やトラブルに注意して、ハノイでの生活を満喫していきましょう！