【1杯42円のビール】ベトナムのお酒事情

ベトナムでは、ビールやタオメオと呼ばれる地酒がよく飲まれます。飲めるお酒の種類は多くありませんが、ビアホイと呼ばれる大衆店やローカルレストランでは、格安でお酒を飲むことができます。

 

今回の記事では、ベトナムのお酒に関するルールや種類、価格などをまとめました。これからベトナムに渡航する予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

ベトナムのお酒に関するルール

 

 

 

 

ベトナムでは成人となる18歳から飲酒が可能です。お酒が全般的に安くコミュニケーションの一環としても用いられることから、多くのベトナム人男性はお酒を好みます。一方で、女性はあまり飲まない傾向にあります。

 

飲酒しての運転は禁じられており、路上で公安が行うアルコール検査に引っかかると、運転免許の取り消しと共に数百万ドンの罰金を支払わなければなりません。昨年からは取り締まりが一層厳しくなっていますが、外出先で飲酒してバイクを運転して帰る人もまだ一定数います。

 

 

ベトナムで飲めるお酒：①ビール

 

 

 

 

ビールはベトナムでもっともよく飲まれているお酒です。日本と比較すると、味がさらっとしていて飲みやすい点が特徴で、氷を入れて飲むこともあります。多くの銘柄が存在し、安いものはスーパーで1万ドン(約60円)程度から購入可能です。

 

また、ビアホイでは7,000ドン(約42円)程度で自家製のビールを提供していることがあります。ビール好きにとっては天国ともいえる環境ですが、レストランで提供される氷やビアホイでお腹を壊す人もいるので、慣れていない人は注意が必要です。

 

 

ベトナムで飲めるお酒：②タオメオ(地酒)

 

 

 

 

タオメオとは、ベトナムで獲れる小さなリンゴを使用して作られたお酒です。味はりんごの酸味が強くアルコール度数は高めで、ストレートで飲むことが多いです。

 

主にビアホイやローカルレストランで提供されていて、田舎の方では自家製のお酒を製造している人もいます。スーパーで見かけることは少ないので、個人で購入したい場合は取り扱う店舗に直接聞いたり、オンラインで探してみてください。

 

ベトナムにはタオメオ以外にも、米から造られた蒸留酒のネップモイやココナッツ酒などがあります。旧市街にあるような、観光客向けのベトナム料理店には豊富な地酒が揃っているので、訪れた際にはぜひ注文してみてください。

 

 

ベトナムで飲めるお酒：③サワー

 

日系のレストランを除き、ベトナムのビアホイやローカルレストランでは、果実を使ったサワーは提供されていません。ベトナムの飲み会はビールから始まり、中盤以降もそのまま飲み続けるか、タオメオなどの地酒に変えるのが一般的です。

 

数年前まで、ベトナムでサワーを飲むためには日系レストランに行く必要がありました。しかし、最近ではベトナムのローカルメーカーが製造するサワーも販売され始めています。

 

 

ベトナムで飲めるお酒：④その他

 

ベトナムにはウィスキーや日本酒もありますが、ほとんどが輸入品で、日本の購入価格の2倍以上することが多いです。日系レストランで飲む場合にも割高になるので、日本から持ち込む人も少なくありません。

 

ワインはベトナム国内で製造されていて、産地としてはダラットが有名です。ただし、ほとんどのローカルレストランには置いていないので、飲むためにはスーパーで購入する必要があります。

 

 

ベトナムではビールやタオメオなどの地酒が多く飲まれています。価格も安く、お酒好きの人に対する環境が整っている国といえるでしょう。

 

ベトナムの地酒にはタオメオを始め、ネップモイやココナッツ酒などさまざまな種類があります。ベトナムを訪れた際には、ぜひ試してみてください。